[論文] 佐渡鉱山と朝鮮人労働者(1939~1945)/ 広瀬貞三
페이지 정보
작성자 한일갈등타파연대 작성일 22-02-03 19:11본문
佐渡鉱山と朝鮮人労働者(1939~1945)
The Sado m加e‘㎜d1(01rα㎜ workers,1939-1945)
広瀬 貞三
目 次
はじめに
1・佐渡鉱山への朝鮮人戦時動員
(1)佐渡鉱山と朝鮮人
(2)佐渡鉱業所の事業拡大
(3一)朝鮮人労働者の戦時動員
2・佐渡鉱山における朝鮮人の労働と生活
(1)佐渡鉱山での労働
(2)佐渡鉱山での生活
3・日本の敗戦と佐渡鉱山からg帰国
(1)8月15日と佐渡鉱山
(2)新潟在住朝鮮人の帰国
おわりに
はじめに
新潟県在住の朝鮮人・韓国人に関する研究は、1980年代に入って急速に進ん,だ。これらの
研究はすべて1945年以前の時期を対象にしているのが特徴で、特に1922年の中津川第2発電所
朝鮮人虐殺事件と、第二次世界大戦中の朝鮮人「戦時動員」の一環である労働力動員に関心
が集中している。こうした研究によれば、1945年8月15日現在、新潟県内約40ヶ所の事業所に、
5000名近い朝鮮人が就労中であったことが明らかである。川
本稿は、この約40ヶ所の一つである佐渡鉱山と朝鮮時人労働者の関係を考察の対象とする。
佐渡鉱山に注目するのは、二つの理由からである。第一に、新潟県内に戦時動員された朝鮮
人あ内、最も多くが佐渡鉱山に投入されたからである。佐渡鉱山における朝鮮人の実態解明
は、県内の他の事業所を研究する上で、また炭鉱労働の現場と比較する上で意味があると考
える。第二に、日本を代表する佐渡鉱山に関する研究が多くの蓄積を見せているものの、そ
のほとんどが江戸期に限定されているためである。佐渡鉱山経営の成長・発展・衰退の全過
程を考える上で、1896年から始まる三菱合資会社(1918年からは三菱鉱業)の経営を明らか
にすることは、日本鉱山史研尭にも寄与すると考える。
*HIROSE,Teizou[情報文化学科]
一1一
本稿は以上の理由から、戦時期の佐渡鉱山における朝鮮人労働者の労働と生活の実態を明
かにする。すでにこの問題に関し、長沢秀氏は自ら発掘した新潟県警察部史料と佐渡鉱業所
史料によって、その全体像を明かにした。また、佐藤泰治氏もこれらの史料を利用し『新潟
県史』で一部言及している。{。〕しか一し、これらの研究は専論ではないため、史実の確定と実態
の解明はいまだ研究課題として残されている。
本稿では、長沢氏が発掘した二つの史料に加え、新たに新潟県内の新聞、協和会史料など
を利用し、以下の三点に注目する。第一に、戦時動員以前における佐渡鉱山と朝鮮人の関係
を明かにすることである。第二に、佐渡鉱山における朝鮮人労働者の労働と生活を、より多
面的に明らかにすることである。第三に、日本の敗戦後、新潟県内事業所(佐渡鉱山を含む)
の朝鮮人労働者が帰国するまでの状況を明かにすることである。
첨부파일
- hirose.pdf (1.9M) 36회 다운로드 | DATE : 2022-02-03 19:11:55
댓글목록
등록된 댓글이 없습니다.